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角が活躍~第92期棋聖戦五番勝負第2局、藤井棋聖対渡辺名人戦

 第92期棋聖戦五番勝負第2局、藤井聡太棋聖対渡辺明名人戦(2021.6.18)は相掛かり戦となりました。

2021-06-21b

 1図は29手目に交換した角を藤井棋聖が▲5六角とうったところです。
 その後、渡辺名人も44手目に△5四角と角を打ちました。
 そしてその角は56手目に角交換になりました。 

2021-06-21c

 渡辺名人は58手目に9四角と打ち、その後、藤井棋聖は63手目(2図)に5六角と打ちました。

2021-06-21d

 3図は99手目に入手した角を▲6一角と打ち込んだところです。
 以下、手数はかかりましたが藤井棋聖が優位を拡大し171手で勝利しました。
 藤井棋聖が指した86手のうち角(馬)を動かしたり、角を打った手が27手ありました。
 実に1/5(20.9%)でした。
 という訳で本局は角が大活躍した将棋に見えました。


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