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棋書紹介~羽生善治の終盤術2 基本だけでここまで出来る


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【書名】羽生善治の終盤術②【基本だけでここまで出来る】
【著者】羽生善治
【発行所】(株)浅川書房
【仕様】四六判並製・224頁
【定価】1,430円(税込)
【ISBN】978-4-86137-012-0

【初版】2006年4月
【内容】1回だけでは寄りません。3回使える身体になろう!


■こんな方におすすめします
・5級~四段
・終盤術の基本を学びたい方
・寄せの基本や手筋を実戦でうまく応用できない方
・寄せの基本や手筋を連続で使えるようになりたい方

■著者からひとこと

寄せの基本や手筋はひと通り勉強したのに、実戦でうまく使いこなせていない。そう感じている方はいませんか? そんな将棋ファンのために、この本を書きました。これから私がたくさんの問題を出します。自分ならどう指すかを考え、私の寄せと比べて下さい。基本的な手を続けていくコツが、少しずつわかってくると思います。──羽生善治


■目次

まえがき
対局データ
本書の読み方

第1章 寄せの基本を総点検(全30例)…1
基本手筋…2(2例) 隠れた基本手筋…6 手筋から実戦へ…8 基本形を目指す…14 含みについて…17 タイミングと基本…20 左右からはさむ…24 盲点の基本手筋…28 広いところから…30 逃がさない寄せ…34 コンパクトな仕上げ…36 玉に向かう意識(2例)…41 金銀のつなぎ方…46 金銀問題…51 攻めへの応用…52 応用問題…56 小駒の速度…59 最大効果を狙う…64 歩の連続技…66 自玉の安全から…67 接近戦の考え方…70 後手陣にスキあり…73 狙いをより厳しく…75 手作りについて…79 寄せは基本の連続…82 技のつなぎ…86 卒業問題…88

第2章 基本的な技をつなぐ(全15例)…90
見かけの堅さ…91 手筋の組み合わせ…94 組み合わせから基本形へ…97 2手の余裕…100 手筋と読み…103 歩の連続技から…107 逃げ方を予測した攻め…110 小さな傷を寄せにつなげる…114 手筋と絶対手…118 詰めろの連続で寄せる…123 押さえる感覚…127 玉に響く攻め…130 強手と細心のつなぎ…136 寄せの構想へ…142 加速する手筋…145

第3章 攻防のバランス(全9例)…150
攻防手は2手の価値…151 攻防手の決定力…156 上部脱出を阻止…160 1手勝ちの練習…166 手順を尽くす寄せ…173 寄せの制約…180 ベタ足の寄せ…184 局面を広く見る…189 卒業問題…197

 本書は著者の実戦54局の終盤から次の1〜数手を考える問題が出され次頁にその回答図と解説が示されます。
 1局から1問の場合もありますが、ほとんどは回答図からさらに1〜数手を考える問題が続きます。
 これを繰り返して問題を解いていくと著者の寄せの考え方がだんだん理解できていくという作りになったいます。
 ひととおり、読み終えました。
 もっと早くに出会いたかった本です。これからどれほど棋力アップできるか分かりませんが繰り返し読んで理解を深めたいと思います。
 終盤力アップを目指す方にお勧めの良書だと思います。


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