2022年03月31日
美濃の天敵、端攻め~第35期竜王戦2組ランキング戦、広瀬八段対都成七段戦
第35期竜王戦2組ランキング戦、広瀬章人八段対都成竜馬七段(2022.3.30)は後手都成七段の向い飛車対先手広瀬八段の居飛車の対抗となりました。
先手玉の囲いがまだ途中ですので、8八玉~7八金などと駒組を進めるのかと見ていますと、1図で戦えると読んで▲3五歩~▲4六銀と仕掛けました。
素人目には後手陣に特に隙は無いように見えますが、後の進行を見ると、玉のこびんが開いた、7四歩と6四歩にひもが付いていない、角頭などがポイントだったでしょうか。
少し進んで2図となりました。
2図から大駒の交換が予想されます。弱い素人には玉形が違いすぎて先手が不利に見えますが、強い方の精密な読みは果たしてどうか。
2図から△4五歩▲5五銀△4三銀▲3四歩△2二角▲6四銀△7七角成▲同桂△4六歩▲5五角で3図となりました。
3図から△4七歩成▲同金△2七角▲5三銀不成△6四歩▲3七飛△4五角成▲5二銀不成△同銀▲1一角成と進みました。
先手は香得を果たしましたが、玉形の差で振り飛車有利に見えてしまいます。
この後も素人目には後手が指せているように見えましたが、71手目の▲9五歩の端攻めから混戦になったように感じました。
図面など紹介できませんが、「端攻めは美濃の天敵」と感じた一局でした。
将棋は99手で広瀬八段が勝利しました。
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先手玉の囲いがまだ途中ですので、8八玉~7八金などと駒組を進めるのかと見ていますと、1図で戦えると読んで▲3五歩~▲4六銀と仕掛けました。
素人目には後手陣に特に隙は無いように見えますが、後の進行を見ると、玉のこびんが開いた、7四歩と6四歩にひもが付いていない、角頭などがポイントだったでしょうか。
少し進んで2図となりました。
2図から大駒の交換が予想されます。弱い素人には玉形が違いすぎて先手が不利に見えますが、強い方の精密な読みは果たしてどうか。
2図から△4五歩▲5五銀△4三銀▲3四歩△2二角▲6四銀△7七角成▲同桂△4六歩▲5五角で3図となりました。
3図から△4七歩成▲同金△2七角▲5三銀不成△6四歩▲3七飛△4五角成▲5二銀不成△同銀▲1一角成と進みました。
先手は香得を果たしましたが、玉形の差で振り飛車有利に見えてしまいます。
この後も素人目には後手が指せているように見えましたが、71手目の▲9五歩の端攻めから混戦になったように感じました。
図面など紹介できませんが、「端攻めは美濃の天敵」と感じた一局でした。
将棋は99手で広瀬八段が勝利しました。
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