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一手損角換わり~第63期王位戦挑戦者決定リーグ白組、池永五段対羽生九段戦

 第63期王位戦挑戦者決定リーグ白組、池永天志五段対羽生善治九段戦(2022.4.13)は後手羽生九段の一手損角換わりに先手池永五段が早繰り銀で対抗する形となりました。

2022-04-14a

 1図は隙ありと△7五歩と仕掛けたところです。
 以下、▲7五同歩△6五角▲9六角△4七角成▲6三角成△4六馬▲3七銀△5五馬▲6六銀△5四馬と進みました。
 どうやら互角の形成のようです。少し進んで2図となりました。

2022-04-14b

 2図から△6五歩と突き捨て▲同歩に△6六歩と玉頭に垂れ歩を置きました。これを▲同銀は△8六歩からの十字飛車の狙いがあります。
 少し進んで3図となりました。

2022-04-14c

 3図から▲6二角成~▲7四金~▲6四歩~▲6三歩成と攻めましたが▲6四歩に△5一玉~△4一玉と逃げてから△4九角と反撃に転じ78手で羽生九段が勝利しました。
 68手目△4九角での文氏のコメント「(略)6筋の垂れ歩は小さな刃だったが、刺さったまま動いたため傷口が広がってしまった。(略)」が印象に残りました。


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