2023年10月17日
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千田翔太
2022年01月21日
藤井竜王を破る~第80期順位戦B級1組11回戦、藤井竜王対千田七段戦
第80期順位戦B級1組藤井聡太竜王対千田翔太七段戦(2022.1.13)は相掛かり戦となりました。
1図は藤井竜王が▲6六歩と角道を止めたところです。
ここから△3三桂と跳ねました。次に△2五飛があります。
少し進んで2図となりました。
2図から△4五桂▲同歩△8八角成▲同金△3九角▲3八飛△5七角成▲7八金△7五馬▲4六角で3図となりました。
3図から△7七歩▲8八金△5八飛成▲同玉△7八金▲6九桂(5七に利きを足す)△8八金▲7七桂左△2七金と進みました。後手が有利になったようです。
将棋は112手で千田七段が勝利しました。
「これは千田が寄せ切ったようだ。後手番でもあるなか、会心と言っていい内容だっただろう。」
名人戦棋譜速報での潤氏のコメントでした。
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1図は藤井竜王が▲6六歩と角道を止めたところです。
ここから△3三桂と跳ねました。次に△2五飛があります。
少し進んで2図となりました。
2図から△4五桂▲同歩△8八角成▲同金△3九角▲3八飛△5七角成▲7八金△7五馬▲4六角で3図となりました。
3図から△7七歩▲8八金△5八飛成▲同玉△7八金▲6九桂(5七に利きを足す)△8八金▲7七桂左△2七金と進みました。後手が有利になったようです。
将棋は112手で千田七段が勝利しました。
「これは千田が寄せ切ったようだ。後手番でもあるなか、会心と言っていい内容だっただろう。」
名人戦棋譜速報での潤氏のコメントでした。
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2021年09月22日
実戦の次の一手(253)
第80期順位戦B級1組郷田真隆九段対千田翔太七段戦(2021.9.16)は先手郷田九段の矢倉に後手千田七段が急戦を仕掛ける展開となりました。
1図で先手は桂・銀交換の駒損で陣形もバラバラですので、すでに少し悪いのかもしれません。
後手の千田七段は先手陣の隙を逃しませんでした。
ここで千田七段の指した次の一手をお考え下さい。
正解は
………
………
………
△8六歩(2図)でした。
以下、▲同歩△7六銀で3図となりました。
3図で▲同金は△8七角(王手金取り)がありますし、▲7二金は△8六飛から8筋を突破されそうです。
本譜は3図から▲7六同金△8七角▲7八桂△7六角成▲2一歩成△7七歩~と進み、68手で千田七段が勝利しました。
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1図で先手は桂・銀交換の駒損で陣形もバラバラですので、すでに少し悪いのかもしれません。
後手の千田七段は先手陣の隙を逃しませんでした。
ここで千田七段の指した次の一手をお考え下さい。
正解は
………
………
………
△8六歩(2図)でした。
以下、▲同歩△7六銀で3図となりました。
3図で▲同金は△8七角(王手金取り)がありますし、▲7二金は△8六飛から8筋を突破されそうです。
本譜は3図から▲7六同金△8七角▲7八桂△7六角成▲2一歩成△7七歩~と進み、68手で千田七段が勝利しました。
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2018年07月20日
右玉への攻め~第77期順位戦B級2組、千田、丸山戦
第77期順位戦B級2組千田翔太六段対丸山忠久九段戦(2018.6.13)は後手丸山九段の一手損角換わりに先手の千田六段が早繰り銀から仕掛ける展開となりました。
1図は▲5八金に5一玉が△6二玉と上がり右玉に構えたところです。
しばらく進んで2図となりました。
2図では先手は桂得(8五に跳ねてきた桂を取り切った)ですが、弱いアマの目では、飛車が取られることが確定し、先手からの早い攻めも見えず嫌な局面に見えましたが、ここで▲8四歩と取りました。
以下、△1八銀不成▲8五桂△4二金で3図となりました。
3図で「次の一手」のような手が出ました。
▲8二銀(4図)。
これを△8二同飛は▲7三角から攻めが続きそうです。
2図からの▲8四歩~▲8五桂~▲8二銀は自分には全く浮かびませんが鋭い攻めでした。
本譜は4図から△3一飛▲7三桂成~と先手が攻め続け77手で千田六段が勝利しました。
1図は▲5八金に5一玉が△6二玉と上がり右玉に構えたところです。
しばらく進んで2図となりました。
2図では先手は桂得(8五に跳ねてきた桂を取り切った)ですが、弱いアマの目では、飛車が取られることが確定し、先手からの早い攻めも見えず嫌な局面に見えましたが、ここで▲8四歩と取りました。
以下、△1八銀不成▲8五桂△4二金で3図となりました。
3図で「次の一手」のような手が出ました。
▲8二銀(4図)。
これを△8二同飛は▲7三角から攻めが続きそうです。
2図からの▲8四歩~▲8五桂~▲8二銀は自分には全く浮かびませんが鋭い攻めでした。
本譜は4図から△3一飛▲7三桂成~と先手が攻め続け77手で千田六段が勝利しました。
2017年02月23日
レーティング100の差とは
NHKテキスト将棋講座(2016年11月号)の第66回NHK杯2回戦、船江恒平五段対千田翔太五段戦の君島俊介氏の観戦記で、「(レーティングが)100点差ある場合、上位者の勝率が64%とされる」と書かれていました。
これは、千田五段が対局前のインタビューで「(半年前から50点程)去年からレーティングで100程度上がった」で話したことを受けた文章でした。
「千田は1年前の自分にだいたい3回中2回勝てると言ったわけだ。」と続きました。
レーティングが100上がるとはそれほど強くなることだったのか。
なお、日本インターネットチェスクラブ(仮)のホームページにレイティング差勝率換算表が乗っていました。レーティング70差で60%、191差で75%、241差で80%、382差で90%でした。
※ 段位はいずれも当時のものです。